中規模〜大規模フェンス工事を請け負うには？工種が関与

2023.09.15

まず、結論からいえば、フェンス工事は「とび・土工・コンクリート工事業」となる建設業許可を取得しなければなりません。では詳しく見ていきましょう。

とび・土工・コンクリート工事業について

工種のひとつになる「とび・土工・コンクリート工事業」については、足場の組立、くい打ち、土砂の掘削、コンクリートによる工作物を築造などに分類することができます。

具体的な工種としては次のような内容です。

・盛土工事
・土工事
・掘削工事
・トンネル防水工事
・ガードレールやフェンスの設置工事
・防雪柵設置工事などです。

ですから、フェンス工事も「とび・土工・コンクリート工事業」に該当します。

では、許可登録するための要件についてご紹介します。

建設業許可の要件

中規模〜大規模のフェンス工事を請け負うためには5つの要件を満たすことが必要になります。なかでも「専任技術者」という人が必要になることが特徴です。

一定水準以上の技術者を置かなければいけません。なお、一般建設業許可と特定建設業許可で要件が異なります。今回は、わかりやすく一般建設業許可についてご紹介します。

一般建設業許可で専任技術者になれる人について

フェンス工事を請け負うために専任技術者が必要になります。工種問わず、取得しておくとなにかと役に立ちます。手に職をつけたいのなら、有資格の学びを検討してみてください。

・1級建設機械施工技士
・2級建設機械施工技士
・とび（2級の場合、+実務経験3年）
・とび・とび工（2級の場合、+実務経験1年）

このような有資格者を置く必要になります。また、関連学科（土木工学や建築学に関する学科）を卒業しており、+3〜5年のとび土工コンクリート工事実務経験者をはじめ、高校卒業+5年以上の実務経験があればフェンス工事工種を請け負うことが可能です。

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